新しいことに取り組むとき、子どもたちの反応は一人ひとり異なります。
すぐに手を動かし始める子もいれば、先生のお話をじっくり聞いてから取り組む子、周りの様子を確かめながら少しずつ進める子もいます。
大切なのは、できる速さや結果だけではありません。子ども自身が課題に興味を持ち、「やってみたい」「もう少し考えてみたい」と感じながら取り組めることです。
今回は、入会して間もないHくんが、初めての積み木の課題に向き合う姿から、楽しさと真剣さが育てる学びの力についてご紹介します。
初めての課題だからこそ「聞く力」が大切です
Hくんは、初めて見る題材の積み木を前に、先生のお話を一生懸命聞いていました。
子どもにとって、初めての課題には「何をするのだろう」という期待とともに、少しの緊張や戸惑いもあります。その中で先生の言葉に耳を傾け、説明を理解しようとすることは、学びの大切な第一歩です。
話を聞くことは、単に指示どおりに動くためだけの力ではありません。
「何を見ればよいのか」
「どのように進めればよいのか」
「次に何を考えればよいのか」
必要な情報を受け取り、自分の中で整理して行動につなげる力へと発展していきます。
積み木教育では、見る・聞く・考える・手を動かすという複数の働きを組み合わせながら、一つの課題に取り組みます。こうした経験の積み重ねが、幼児期から少しずつ学習の土台を整えていきます。

両手を動かしながら、目と頭も働かせる
今回の課題では、Hくんが両手を使って必要な積み木を見つけようとする姿が見られました。
積み木を探す動きは、一見すると簡単な遊びのように見えるかもしれません。しかし、その間にも子どもは、形や色、大きさ、向きなどを見比べています。
「先生が示したものと同じかな」
「こちらの形は少し違うかな」
「どこにあるのかな」
目で確かめ、頭の中で比べ、両手を動かして選び取る。この一連の動作には、観察力や判断力、空間を捉える力が使われています。
積み木を作るだけでなく、どのように探し、選び、組み合わせたのかを言葉で説明する経験も大切です。見る・聞く・作る・説明する活動を重ねることで、自分で考えたことを整理し、相手に伝える力にもつながっていきます。
楽しい気持ちが集中力を引き出します
Hくんは積み木を探しながら、「こんなのないかいな〜♪」と楽しそうに口ずさんでいました。
真剣に学ぶことと、楽しむことは、決して反対ではありません。子どもが課題に興味を持ち、心が動いているときほど、自然と目の前のことに意識が向きます。
「見つけたい」
「作ってみたい」
「もう一度やってみたい」
その気持ちが、集中力や持続力を引き出します。
大人から見ると遊んでいるように見える時間にも、子どもの頭は活発に働いています。楽しみながらも先生の話を聞き、自分で考え、手を動かし続ける経験が、「学ぶことはおもしろい」という前向きな感覚を育てます。
幼児期に育ったこの感覚は、学年が上がって難しい課題に出会ったときにも、すぐに諦めずに向き合う力につながっていきます。

一人ひとりのペースに寄り添うことが成長につながります
入会したばかりの子どもに、最初から上手にできることや、長時間集中することを求める必要はありません。
まずは教室の雰囲気に慣れ、先生とのやり取りを楽しみながら、自分なりの方法で課題に向き合うことが大切です。
日研教育学院では、一人ひとりの様子や成長のペースを見守りながら、その子に合った言葉がけや働きかけを行っています。
小さな「できた」を一緒に喜び、迷っているときには自分で気づけるように支える。その積み重ねによって、子どもは自信を持ち、少しずつ新しい課題にも挑戦できるようになります。
学ぶ意欲や自分で考えようとする姿勢は、急いで身につけさせるものではありません。安心して取り組める環境の中で、それぞれの成長に合わせて育てていくものだと考えています。
積み木教育で育てる「学びの土台」
高松市の日研教育学院では、積み木を完成させることだけを目的としているのではありません。
課題に取り組む過程を通して、次のような力を育てています。
- 先生の説明を丁寧に聞く力
- 形や大きさ、位置関係をよく見る力
- 試しながら自分で答えを考える思考力
- 一つの課題に向き合い続ける集中力と持続力
- 考えたことや気づいたことを説明する力
- 間違いを恐れず、もう一度挑戦する力
これらは、算数の問題を解くためだけに必要な力ではありません。
自分で考えて行動する「地頭力」や、周りの人の話を聞き、自分の考えを伝える「人間力」にもつながります。これからさまざまな学びや人との関わりを経験する子どもたちにとって、長く役立つ大切な土台となります。
受験対策にもつながる「自分で考える力」
附属幼稚園や附属小学校の受験では、知識を覚えることだけでなく、話を聞いて理解する力、条件に合わせて行動する力、自分の考えを表現する力なども求められます。
積み木教育で育む「よく見る」「しっかり聞く」「試して考える」「自分の言葉で説明する」という力は、附属受験対策にもつながるものです。
また、こうした考える力は、幼児期だけに必要なものではありません。
小学生・中学生になって問題が複雑になったときにも、条件を整理し、筋道を立てて答えを導く力として生かされます。附属幼稚園・附属小学校をはじめ、日本中の有名校を目指す各受験対策においても、学年や目標にかかわらず大切にしたい力です。
答えを覚えるだけではなく、「なぜそうなるのか」「ほかの方法はないか」と考えられること。その力が、将来の学びを支える本当の強さになっていきます。
まとめ|真剣な表情の中にある「楽しい」を大切に
初めての積み木を前に、先生の話を一生懸命聞き、両手を動かしながら楽しそうに取り組んでいたHくん。
その姿には、見る力、聞く力、考える力、集中して取り組む力が少しずつ育ち始めている様子が表れていました。
子どもは、楽しいと感じるからこそ、自分から見ようとし、聞こうとし、何度でも試そうとします。真剣さの中に楽しさがある学びの時間は、思考力・集中力・持続力を育み、自ら学びに向かう姿勢につながっていきます。
一人ひとりのペースを大切にしながら、小さな成長を丁寧に積み重ねていくこと。それが、将来の学習や受験にもつながる、揺るぎない学びの土台になります。
高松市で積み木教室・幼児教室をお探しの方へ
日研教育学院では、積み木教室・幼児教室・子ども学習塾・算数教室での学びを通して、子どもたちの考える力や集中力、持続力、地頭力を育てています。
附属幼稚園・附属小学校の受験をはじめ、小学生・中学生の有名校受験を見据えた学びにも、一人ひとりの成長に合わせて丁寧に向き合っています。
教室の雰囲気や授業の進め方を知っていただける無料体験授業も行っています。高松市でお子さまに合った学びの場をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。





